皆さまこんばんは。
今回もご覧いただきありがとうございます。
東近江市佐野町にある 整体院 月の虹 です。
今日も夏を感じる日差しと暑さでしたが、着ている衣類がさらに薄着になってくると、女性の皆さんは「痩せたい」と願う気持ちが高まってダイエットを試みられると思います。
「脂肪を落として痩せたい」と思う気持ちは、健康に携わる仕事ですのでお気持ちが分からない事はないのですが、ちょっと待ってください。
その脂肪は本当にそこまでして落とさないといけないものなのでしょうか?
そもそも脂肪は何のために存在しているのでしょうか?
という事で、ダイエットと脂肪の関連性についてご紹介します。
脂肪といえば特に女性から嫌われがちですが、人類がこの地球に誕生してから現代まで生命をつなぐ事が出来ているのは実は脂肪のおかげなのです。
人類が誕生してから近代まであった『過酷な狩猟時代や氷河期などの「飢えによる死」』に対応すべく、脂肪を蓄えるメカニズムが身体に備わっていたからこそ私たちはこうしてここに居られるのです。
そんな人にとって大事な脂肪は女性の身体に付きやすいのは必然な事です。
その理由は、本来女性は『妊娠・出産・育児』という母となり得る機能があります。
その事を前提にして、エネルギーを蓄えようとする仕組みがあるため女性の身体にはもともと脂肪が付きやすいのです。
ですから「なかなか思うように痩せない…」というのは、妊娠や出産という『赤ちゃんを守り育むため』の自然の摂理なのです。
それなのに、無理なダイエットをする事は生き物が本来持っている《命をつなぐ》という身体の働きに逆らう事になっているのです。
また、いつからか「脂肪は悪い物・悪者」のようにとらえられ痩せる必要がない人まで無理にダイエットしているケースも多く見られます。
しかし、先ほど述べたように脂肪は人にとって大事なものなので、もっとポジティブにとらえてみても良いはずです。
標準体重を下回ってまでやみくもに痩せようとする事で、大切な脂肪まで落としてしまっているかも知れない。という事を考えてみましょう。
脂肪は決してムダなものではなく、我々人類が飢えて死ぬ事がないようにエネルギーを蓄える役割を果たしてきた事に加え、健やかな身体で居られるために欠かせない重要な役割も果たしています。
今年の夏は「痩せたい」という考えを改めて、ご自分の体型と向き合い脂肪について見直してみましょう。