便秘の話

2022.04.02

皆さまこんばんは。
今回もご覧いただきありがとうございます。

東近江市佐野町にある 整体院 月の虹 です。

今日の投稿は、先日の「便秘と食物繊維」と関連した話になります。
いきなりですが、皆さまは毎日快適にうんち出していますか?

よく「便の色や硬さなどの状態を見れば、自分の健康状態が分かる」と言われていますよね。
事実その通りで、腸が健康に働いていないと病気や体のトラブルを引き起こす場合もあります。

そこで今回は、健康な腸内環境になれる方法をご紹介します。

と、その前に小腸と大腸の働きを説明します。

●小腸の働き
主に「消化」と「吸収」です。
食事によって取り込んだ成分を消化酵素を出して分解し、体に吸収させる役割を果たします。
●大腸の働き
腸内細菌がしっかり働くと、腸内で発酵を起こします。
しかし働きが悪いと腐敗が始まり、腐敗した物質が腸の壁を通して体に再度吸収され、様々な病気やトラブルの原因となります。

それでは、便の状態をチェックしてみましょう。

◆腸の健康度チェック

1:力を結構入れないと便が出ない。

2:便が硬くて出にくい。

3:出た便が便器の底(洋式の場合)に沈む。

4:便の色が黒っぽい。

5:オナラや便がクサい(またはクサいと言われる)。

6:肌荒れや吹き出物が常に出来ていて、治りが悪い。

7:食事の時間が決まっていない。

8:野菜を食べない。

9:週に4回以上は外食。

この項目に5つ以上心当たりがある方は、腸の老化が始まっていると思われるので、腸内環境を見直す必要があります。

ちなみに、健康な「便」の状態は
色:黄色~黄色がかった褐色

量:バナナ2~3本

臭い:きつくない

硬さ:バナナ状~やわらかい

また便座に座って力を入れなくても、スルッと気持ちよく出ることや便器の水に浮くと一番状態が良いと言われています。

次は、腸を若返らせて腸内環境を改善させるポイントをご紹介します。

◆腸内環境改善方法
1:腹筋を鍛える
適度な腹筋がないと腸に溜まった便を押し出す力が弱くなります。
また大腸の位置も下がるので便秘になりやすくなります。

2:食物繊維をたっぷり摂取する
1日当たり20~25gを目安として、玄米・コンニャク・ワカメ・バナナ…など食物繊維が豊富な食材を積極的に摂るよう心掛けましょう。また、和食を中心としたものなら自然と食物繊維が摂れます。
ただし、食物繊維ばかりを過剰に摂ると下痢の症状を引き起こし、必要なミネラルまで排出させてしまうので、摂りすぎには注意してください。

3:過度のストレスを溜めない
ストレスが溜まると体が緊張して筋肉も緊張します。
という事は、腸も同様に緊張し収縮が強くなり、便を送り出す腸のぜん動運動が異常を起こし、便の排泄が滞って便秘を引き起こすと言われています。

例えば旅行に出かけたとき、便秘になってしまうことがあると思います。これは環境が変わり体が緊張しているためですが、帰宅することで緊張が解け便秘が治った!なんてことありませんか?

毎日の生活に適度な緊張感は必要かもしれませんが、ストレスの続く毎日は体の緊張が和らぐ機会を失い、常習性の便秘を招きやすくなります。

健康な体が健康な腸を作ります。
腸内環境を整えるためには『軽い運動・バランスの良い食事・リラックスする時間』を少しでも取るように心掛け腸を若返らせて健康な便を作りましょう。

PAGE
TOP