女性特有の肩こり

2024.06.09

皆さまこんばんは。

今回もご覧いただきありがとうございます。

月の虹 です。

早くも6月となりましたが、日によって体感温度が変わる日々がまだ続いているので「身体が対応していない…」と感じています。

またそろそろやってくる「梅雨」も気になるので、体調管理に十分お気を付けください。

さて話は変わりまして、毎月やってくる『女性特有の肩こり』があるのですがご存じですか?

肩こりに悩む女性はとても多いのですが、毎月、だいたい同じ時期に肩こりが悪化する…という方もおられます。

なんとなく

気分がすぐれず

気持ちが不安定になったり

頭が重く、頭痛も起こる

というケースもあるのですが、それらの原因は日々の疲れやストレスのせいだと思う人もいるようです。

ですが、このような女性特有の肩こりの原因のひとつに

「月経前症候群(PMS:Premenstrual Syndrome)」

があります。

周知されてから幾分か経っているので、すでにご存知と思いますが、月経前症候群とは、月経の1~2週間前から心と体にさまざまな症状が現れるのが特徴で、数ある症状の中の一つに肩こりがあります。

肩こり以外にも起こる月経前症候群の症状はいくつかありますが、症状の種類が少なくても程度が重ければそれだけで毎月苦痛に感じ、ますます気が滅入ってしまう人も多いものです。

月経が始まると症状も徐々に軽減されていきますが、その程度にも個人差があります。

(ちなみに私も生理前は肩こりや腰痛がいつもより顕著化します)

主な月経前症候群の症状は

・肩こり
・頭痛
・めまい
・吐き気
・動悸
・倦怠感
・腰痛
・関節の痛み
・下腹部の張りや違和感
・乳房の張りや痛み
・むくみ
・食欲の変化
・便秘、下痢
・怒りっぽく、攻撃的になる
・無気力・集中力の低下
・孤独感を強く感じる

などです。

日常的に肩こりを感じている人でも月経前症候群があると、毎月、周期的に肩こりが悪化すると感じることが多いようです。

また、仕事が忙しくストレスがたまることで月経前症候群の症状も強く出てしまう可能性があり、この悪循環にはまりこんでしつこい肩こりに悩まされている人も少なくありません。

◇月経前症候群による肩こりの緩和方法

月経前症候群の症状であれば、産婦人科での薬の処方で治療を進めることもありますが、ご自身で対処できる緩和方法は心身をリラックスさせ、そして血流を促進させることです。

肩こり緩和のためには、月経前症候群の症状が出ていないうちに下記の順番で予防を行うのが良いと思います。

それぞれ単独で行っても、血流改善とリラックスの効果が期待できます。

1:全身を動かして芯から温める
ウォーキングやヨガなどの全身運動が適していて、ストレッチや体操を行う前に、息切れしない程度の全身的な運動を行うと効果が得られやすいです。

マンションや家の中の階段を上り下りしてみたり、その場での足踏みを10分ほど行ったりなど、気軽に取り入れやすいものが良いでしょう。

さらに音楽を聴きながら楽しく行うといいです。

2:肩こり体操を行う
全身が温まったところで次は体操です。

姿勢をシャキっとさせながら、肩こりに効果的な筋肉に刺激を入れましょう。

まずは肩を脱力させるための上げ下げを行います。

顔を正面に向けたまま両肩をギュっとすくめます。

5秒間ほどすくめたら、力を抜きすくめた肩を下します。


これを3回繰り返しましょう。

次に右腕を肩の付け根から回します。

そのとき肩甲骨がしっかり動かせているかどうかを意識しながら、クロールの要領でゆっくりと回していきましょう。

1回まわしたら、次に左を同様に回していきます。

次に宙をクロールで泳いでいるイメージで、10セットほど腕を回してみます。

慣れてきたら、回数を増やしてさらに血行を改善させましょう。



※ただし肩関節に痛みのある人は無理に行わないでください。

3:好きな香りでバスタイムを楽しむ
38~40度くらいの熱くないお湯に、好きな香りや色の入浴剤を入れてリラックスしましょう。

他にアロマオイルも効果的です。


月経前症候群の症状が重い場合、症状が出始める頃には動くことすらツラくなってしまうこともあります。

ツラくなってしまう症状を軽くするためにも、上記の対処法を普段から対策として取り入れてみましょう。

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