皆さまこんばんは。
今回もご覧いただきありがとうございます。
東近江市佐野町にある 整体院 月の虹 です。
気温が上がって時に汗ばむ事も出てきたこの頃ですが、そうなると冷房が効いている所が多くなってくるんですよね。
冷房、それは今ではなくてはならない家電の一つになりましたが、今の時期は身体を冷やしすぎていないか気を付けなければなりません。
皆さんの『足元』冷えていませんか?
「寒がり」や「冷え性」といえば女性のイメージがあるかと思いますが、その特徴としては高齢な方になるほど多く、やはり男性よりは女性に多いといわれています。
そして、全身の冷えに大きな影響を及ぼしているのが「足元からくる冷え」です。
そんな『足の冷え』、皆さんはどのくらい意識されていますか?
寒い季節なら、暖かいコートを着て、マフラーを巻いて、手袋をして、カイロを貼る…と完全防備のつもりでも足元だけ対策が不十分になっていないことがあります。
また冬はブーツをよく履くという方に多いのが、「ブーツだから冷え対策は万全のはず」という思い込みです。
確かに外気の影響は少ないかもしれませんが、タイツやブーツによる締め付けや履き心地が窮屈だと血液の流れが悪くなりますし、足の裏は冬でも汗をたくさんかくため蒸れによる冷えも懸念されます。
さらに冬の時期でなくても、夏場はエアコンや冷たい飲食物による冷えがあるので冷えやすい環境となります。
という事で、足が冷えるわけ・トラブル・改善方法をご紹介します。
●足が冷えるわけ
足がなぜ冷えてしまうのか?というと、手や足といった体の末端は心臓から一番遠く、血液を心臓へ戻すためには強いポンプ力が必要となるのですが、それが上手く出来ないために血行不良が起こるのが一つの理由です。
特に、足は太ももの筋肉(大腿筋)が熱を生み出し血液の温度が保たれているのですが、膝から足先までは大きな筋肉がないのでふくらはぎに入ったあたりから血液の温度が下がってきます。
そして体が冷える状況になっていると血管が収縮します。すると、体は大切な臓器が収まっている体幹(手足を除く胴体部分)と、頭部や胸腹部などを冷やさないように働きます。
これらの重要臓器の温度を保持するために血液が集中するので、手足は真っ先に冷えやすくなります。さらに冷えた手足を温めても、肝心の体幹部分に十分な熱がいきわたっていなければ、手足の冷えが解消することは出来ません。
つまり、足が冷えると血流が少なくなって冷えが進み、血流が少ないとますます足の冷えが進むという負のスパイラルにはまります。
また人は熱さに比べると寒さに適応しにくく、寒いところから温かい部屋に入っても手足が温まるのには時間がかかります。
●足の冷えが招くトラブル
足の冷えを自覚していても、我慢していたり特に何もしていないという方はその先にどのようなトラブルがあるかご存知でしょうか?
足の冷えをそのままにしておくと、睡眠に影響したり、むくみや傷・あざの治癒が遅れる、血行不良による蒼白・しびれなどの知覚障害、肌のターンオーバーの乱れや老廃物がたまることによる肌荒れ・ニキビ・くすみ・クマなどがあげられます。
また下半身には全身の7割の血液が集中していているので、血流の循環が悪いと全身へも影響し、肩こりや腰痛などさまざまなトラブルの元となります。
●足の冷えを改善する方法
足の冷えを改善するには、足指や足を刺激する・下半身の筋肉を鍛える・夏場でも靴下を履く・入浴の時、シャワーで済ませず湯船に浸かる・アイスや冷たい飲食物を摂り過ぎない・のどを潤す飲み物の温度は常温か少しだけ冷えている状態にするなどです。
これからの時期は、あちこちで冷房が効くようになってきます。
そうなると自律神経が乱れやすくなり、冷えなどのさまざまなトラブルが身体に起こりやすくなります。
暑いからといって、はだしは出来るだけ控えて足元を冷やさないようにしていきましょう。