骨に優しい生活を

2024.12.15

皆さまこんばんは。

今回もご覧いただきありがとうございます。

月の虹 です。

突然ですが皆さまは『骨』について考えておられますか?

骨と言えば「骨密度」が気になるところですが、この骨密度が低くなると『骨粗鬆(しょう)症』と診断されます。

骨粗鬆症は主に女性が多く発症する骨が脆くなる病気で、特にホルモンのバランスが大きく変わる45歳前後から特別な注意が必要だといわれています。

この骨粗鬆症、何の対策もせずに放っておくと骨の中が空洞化し、骨の表面を覆う硬い層も薄くなっていきます。

そうなると転倒や強打などをきっかけに、手・首・腰・太ももの付け根を骨折する事が起こり、最悪の場合は歩けなくなったり、寝たきりになってしまう…なんて事に陥りかねません。

「そんな…骨粗しょう症にはなりたくない!」と思われるので、今回は骨に優しくない生活習慣をご紹介します。

1:太陽光を十分に浴びていない
冬になり日光は比較的隠やかですが、太陽の光を十分に浴びていますか?

日焼けしたくないと考え、紫外線を浴びる事を極端に避けていたり、朝から晩までデスクワークで室内に居たり、冬場に天候の優れない地域に住んでいたりする方は要注意かもしれません。

なぜなら、太陽光を浴びると体内で『ビタミンD』が作られるからです。

このビタミンDは、骨を作るカルシウムの働きを助ける役割を果たします。

太陽を浴びる時間が少ないと、ビタミンDが不足する可能性が出てくるのです。

ですが、なかなか日光浴の時間が取れないという人もいらっしゃると思うので、そんな場合は食品から摂取する事も出来ます。

厚生労働省で定められているビタミンDの食事摂取基準(2020年版)は、1日の摂取の目安量が18歳以上の男女ともに8.5㎍(マイクログラム)と設定されています。
(耐用上限量は100㎍)

食品では、しらす干し・イワシ・シイタケなどに豊富に含まれています。

これらの食品を積極的に摂るようにしましょう。

ちなみに、日光浴は緯度の高い場所の方が長く必要だと分かっています。

上記の食品からの摂取量の5.5μgを日光浴だけで補おうとすると、紫外線が弱い12月正午の場合、那覇では1日8分ぐらいで足りますが、札幌では80分は必要と言われています。

2:大量のコーヒーを飲んでいる
1日に4杯~5杯、もしくはそれ以上コーヒーを飲んでいませんか?

コーヒーを飲むと利尿作用によってトイレが近くなりますよね。

実はその尿に カルシウム が流れ出ていると知ったらどうされますか?

そのため、大量のコーヒーを飲む習慣のある人は要注意です。

何杯以上がNGなのか基準は定かではありませんが、健康的な成人であればマグカップ3杯までが限度だという考え方もあるようです。

飲み過ぎの人は3杯までを上限にしたり、コーヒーにミルク(コーヒーフレッシュは✖)を入れてカルシウムを補ったりするなどの工夫をしてみてはいかがですか?

3:無理なダイエットで体重をキープしている
女性であれば何歳になってもスリムな体をキープしたいと願うでしょう。

ただ、40代半ばを過ぎたあたりからの無理なダイエットは骨に優しくありません。

その理由の1つとして、体重が減り過ぎると骨に対する負荷が減るからだと指摘されています。

運動や自分の体重によって適度な負担を与えてあげないと、骨の新陳代謝も落ちてしまいます。

もちろん骨に適度な負荷の掛かる、ウォーキング・ランニング・テニス・ダンスなどを通じて自然に体形をキープできていればいいのですが、運動もせず食事制限などで体重を低い状態に保っていると危険です。

十分に注意してください。

また最近では、10〜20代の若い世代でも発症する事があるそうです。

この場合は、過度のダイエットによる食事制限を自己流でしているためだといわれています。

骨粗しょう症は寝たきりの原因になるなど、恐ろしい病気です。

体型や痩せている方が美しい、キレイに見える。

だから、外見を美しく…と思っていても、体の支柱である骨がボロボロでは元も子もありませんよね。

今からでも遅くはありません。

骨に優しい生活を心がけるようにして、身体の中も外も美しくなりましょう。


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