皆さまこんばんは。
今回もご覧いただきありがとうございます。
東近江市佐野町の 整体院 月の虹 です。
5月に入り、だんだん気温が高くなってきましたね。
気温が上がるとともに、人の体温も上昇していきます。
すると必然的に代謝も冬と比べると上がってくるので
その代謝の1つである「汗をかきやすくなる」のは
自然の摂理なのですが、やはり気になるものです。
そうなってくると、気になるのが『臭い』です。
そして、この臭いは体臭となり、それは男女関係なく
気になる方が多いので、あれこれ対策されるかと思います。
この体臭に対するイメージと言えば、汗臭さや不潔などですが
実はなんらかの病気が原因で「体が臭う」ということもあります。
「清潔にしていても体臭が取れない」
「いつもと違う、変な臭いの体臭がする」
という場合は、病気の可能性を疑ってみましょう。
そこで、体臭の原因として考えられる病気の例をご紹介します。
●甘酸っぱい臭い=糖尿病の疑い
糖尿病になると、体内に「ケトン体」という臭いの強い物質が発生し血液に取り込まれます。
その一部が汗と共に出るので、体臭が甘酸っぱい臭いになります。
●おしっこのような臭い=腎機能の低下
腎機能が低下して尿が出にくくなると
毒素や老廃物が排泄されず体の中に溜まります。
すると血液中の毒素の濃度も高くなり
汗に混じって出てしまうので
体臭がおしっこのような臭いになります。
●ドブやカビのような臭い=肝機能の低下
肝機能が低下すると、体臭がドブやカビのような臭いになります。
これは本来、肝臓で分解されるはずの臭い物質が分解しきれなくなり
血液に取り込まれて、汗と共に排出されてしまうからです。
●卵の腐敗臭=胃炎・胃・十二指腸潰瘍
胃炎や十二指腸潰瘍などの胃腸の病気になると
消化不良を起こすので食べ物が体内で異常発酵します。
そのため、卵が腐ったような臭い物質が発生します。
その臭い物質が吸収されて、血液に溶け出すと体臭になります。
●便の腐敗臭=便秘
便秘によって便が腸の中に長い間溜まったままになると
悪臭を放つ有害ガスが発生します。
この有害ガスが腸壁から吸収されて
体臭として周囲に臭いを放ちます。
●頭皮が脂臭い=脂漏性皮膚炎
頭皮が脂臭いときは、脂漏性皮膚炎の可能性があります。
脂漏性皮膚炎とは、カビの一種である
マラセチアという菌が原因で起こる皮膚炎です。
●魚臭い=魚臭症
代謝異常の病気のひとつに「魚臭症(トリメチルアミン尿症)」があります。
これは、食べた物を消化するときに発生する
トリメチルアミンという悪臭物質を肝臓で分解できず
汗、尿、呼気に混じって排出されるため、体臭が魚臭い臭いになります。
●汗をかきやすくなる病気も
この他にも、体質的にアポクリン腺という汗腺が多く
わきの下が臭いやすくなる「わきが」
日常的に支障をきたすほど汗が出てしまう「多汗症」
新陳代謝を促進する甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで
汗や皮脂の分泌が多くなる「甲状腺機能亢進症」
なども体臭の原因になりやすい病気です。
そして体臭は自分では分からないことが多いので
周りに居る家族やパートナー、友達や職場の皆さんから
声をかけてあげることも時には必要になってきます。
「なんか変な臭い」からわかる、病気の兆候。
見逃さないように、鼻とおりを良くしておきましょう。