睡眠の質の変化

2022.04.27

皆さまこんばんは。
今回もご覧いただきありがとうございます。

東近江市佐野町の 整体院 月の虹 です。

ここ最近の気温と天気の急激な変化に身体がついていかない。

という事を、お客様からはもちろん家族や友人などが口に出しています。

その、身体がついていかない事を感じる変化の一つに「睡眠」が挙げられます。

皆さんはこんな事ありませんか?

普段は朝までぐっすりなのに、最近途中で目が覚めてしまう…
目覚ましより早く起きてしまう…
良く寝たと思って時計を見ると、まだ夜中や早朝だった…

そもそもこの睡眠に関してですが、日本人は諸外国に比べると睡眠時間の平均が1時間以上短いと言われているそうです。

さらに、男性よりも女性の方が睡眠時間が短い傾向にあるそうで、その主な要因としては男性と同じように仕事をして帰っても、メイクを落としてスキンケアをしたり、家事や子供さんのお世話をしたり、明日の朝食やお弁当の支度の準備をしたり…と時間に追われている事が挙げられます。
その上、スマホを触っていたり遅くまでテレビを見たりしていたら、気づけば0時を回っている…ということもあるからです。

また今だと、季節の変わり目となるので結果的に自律神経に影響が及んでしまい、睡眠の質の変化として出やすくなってると思われます。

そんな睡眠は『7時間ぐらいがちょうどよい』と言われていますが、個人差があるので6時間やそれより短くても足りる人や、反対に8時間以上寝ないと足りない人もおられます。が、実は人の睡眠時間は7時間より短くても長くても死亡率が上がってしまうそうです。

ですが、だからと言って7時間きっちり眠らなくてはならないワケではなく、『7時間は体を横にして休める時間を取らないと、疲れが蓄積して体調に異変を感じるようになってしまう』からだと言われています。
さらに近年では睡眠障害を抱えている人が増加しているとも言われているので、睡眠時間はとても重要なのです。

という事で、睡眠の質の変化を放っておくと起こる危険な3つの弊害をご紹介します。

1:健康面への弊害
睡眠不足の影響は『体の弱っている部分に最も出る』と言われています。
例えば、普段から同じ姿勢でデスクワークをしているなら、肩こり・腰痛・頭痛などを引き起こし、アレルギーを持っていたり代謝が悪かったりすると、ニキビ・アトピーなど肌の状態が悪くなります。
また精神的に疲れていると、怒りや不安といった心の病にもつながりかねません。

睡眠不足による健康面への影響は以下のようなものがあげられます。

・筋肉をリセットする休息時間が足りないせいで起こる、頭痛・肩・首こり

・睡眠時間に回復される免疫機能が停止するせいで起こる、ダルさ・風邪のような症状

・睡眠中に排出されるべき疲労物質や乳酸が蓄積されてしまうため起こる、吐き気・めまい

・心臓が休息できないことによって起こる、動脈硬化・高血圧・糖尿病などにかかりやすくなる

・副交感神経が優位にならないことで、常に腸が緊張状態を強いられ便秘になりやすくなる

・眠りを充実させるための「メラトニン」は身体の炎症を取り除く効果がありますが、そのメラトニンが分泌されないことで「アレルギー」症状を悪化させる

・夜中に起きていると空腹ホルモンと呼ばれる「グレリン」が余計に分泌され、必要以上に食べてしまう

2:美容面への弊害
「寝不足が肌によくない」というのはよくご存じだと思いますが、それはなぜだかわかりますか?

一般的に、夜の22時~深夜2時ごろは「成長ホルモンが分泌される時間帯」というのを一度は聞かれたことがあるかと思います。
「成長ホルモン」と聞くと、成長期の子供の時期だけのものと思われていますが、実は成人してからも出ているのです。

そしてこのホルモンは「私たちの古い細胞を新しい細胞に入れ替える」というとても有難い働きをしてくれるのですが、その時間が十分に取れていないと肌は正常なターンオーバーができず、シミ・シワ・たるみ・肌荒れなどの原因になってしまのです。
しかもこの成長ホルモンが出ている時間帯は、1日の内で最も脂肪を燃焼してくれる時間ともいわれているので、この時間に眠っていないと脂肪もどんどん蓄積していく…という事態になってしまうのです。

また、睡眠不足は抜け毛や白髪の原因にもなると言われています。
これは“体の修復機能の優先度”によるもので、人の体はまず弱った内臓や傷ついた部分などの「生命維持に関わるところ」から治そうとするため、優先的にそこに栄養素があてられます。
そして、その栄養素の余分がようやく髪に届けられるため、ひどく疲れがたまっている+睡眠不足が続くと髪に十分な栄養が行き届かなくなり、抜け毛や白髪の原因になるという事です。

修復機能の他にも、健康面への弊害でも述べた「メラトニン」は老化の元である「活性酸素を取り除くアンチエイジングホルモン」とも呼ばれています。
活性酸素を寝ている間に除去することで、病気や老化を防いでくれているので『睡眠不足が続く=老化を促進する』という恐ろしいことになってしまうのです。

3:日常生活への弊害
睡眠不足が続くと、頭がぼーっとして物忘れが激しくなったといった経験はありませんか?

睡眠の中に「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があるというのを見聞きされた事が一度はあるかと思いますが、レム睡眠=浅い睡眠で、ノンレム睡眠=深い睡眠になります。

この2つ種類の睡眠、ノンレム睡眠時は脳の中で自分の中のイヤな記憶を消す働きをして、レム睡眠時は昼間覚えた情報を整理して短期的な記憶を長期的な記憶に変えているそうです。
という事は、ノンレム睡眠とレム睡眠のバランスがうまくとれないと、イヤな記憶と本当に必要な情報が入り交じり、昨日のことを覚えていないという事態になるかも知れません。

また「睡眠不足で車の運転をするのは飲酒運転と同じくらい危険だ」といわれるくらい、人間の平衡感覚をマヒさせてしまったり、睡眠がうまくとれないことにより自分の行動を制御できなくなり、悩み苦しんでうつ病になる…というケースもあるそうです。
睡眠不足は本人にとって「ネガティブなこと」に反応しやすくなるのだそうです。

それでは、反対にどうしたら質の良い睡眠をとれるのでしょうか?

それは…次回にお伝えします。
しばしお待ちください😉

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