汗の質

2022.07.15

皆さまこんばんは。
今回もご覧いただきありがとうございます。

東近江市佐野町にある 整体院 月の虹 です。

連日蒸し暑い日が続きますが、こうも蒸し暑いと少し動いただけで汗が体のどこかしらから流れ出てくるのがわかりますが、気になるのが汗のニオイですよね。

汗のニオイといえば制汗剤ですが、ニオイは体質や食生活などによって変わります。
それぞれの体質に合わせた制汗剤を選んでいただければ何も問題ないのですが、時に「汗をかいている=恥ずかしい」という考え方をしている人がいますが、それは違います。

汗は「人間という動物である以上かくことが当然」であり、かかなければ健康に影響します。

また汗には、サラッとしているものとそうでなくベタッとしているもの、臭いがするものと無臭に近いものがあります。
体から流れる汗の種類や臭いは健康のバロメーターになるのです。

という事で、良い汗・悪い汗・健康的な汗といった、汗のあれこれをご紹介します。

●汗をかかないとどうなる?
そもそも汗が出るという事は、急激に体温が上がったり下がったりしないように調節をしてくれる役割を担っています。
例えば、真夏日や暑い日、風邪などで発熱している時などは汗をかくことで体温が上がり過ぎないように調節してくれます。
もし、汗をかかなければ身体に熱がこもり体温調整がうまくできません。最悪の場合命の危険にもつながります。


このように、汗をかく事は健康的な生活を送る為に必要なので、それ自体は決して悪いことではありません。

大切なのは「汗の質」なのです。

●夏バテは悪い汗が原因?
汗は血中のミネラル分と水分が汗腺(かんせん)にとりこまれることで作られます。
この時、一旦出ていったミネラル分が再び体内に吸収され、水分だけが汗として出ると「良い汗」となります。
身体の全体に分布しているエクリン腺から出るこの汗の特徴は、ほとんど水分なのでさらっとしているのでほぼ無臭になります。

反対に、普段あまり運動をしない・入浴はシャワーだけで済ます・ちょっとした気温や湿度の変化に対応できずすぐにエアコンなどを点ける…などの生活をしていると、体にある変化が表れます。
それは、汗腺や交感神経の機能が弱まり、ミネラル分が再吸収されずに汗とともに流れ出てしまうのです。

これが「悪い汗」と呼ばれるものです。

さらに健康的な身体にとって大切なミネラルが不足すると、内臓をはじめとした機能が弱まってしまいます。
それが続くと夏バテなどの体調不良を引き起こすと言われています。

●質の良い汗に変えていくために
先ほども述べたように汗は血液からできています。また発汗の機能は、筋肉と同じように使わないと衰えていきます。
そうならないように大切な事は、綺麗な血液が循環するよう体内環境を整え、運動などで適度な汗をかき発汗を促す事です。

この夏は、適度に「良い汗」をかく生活習慣を心がけてみてはいかがでしょうか。

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