皆さまこんばんは。
今回もご覧いただきありがとうございます。
東近江市佐野町の 整体院 月の虹 です。
ここ数日は季節外れの暖かさを感じますが、
こんな気温変化が起こると身体の調子は狂ってしまいます。
いくら暖かいと言っても、まだ1月半ばです。
皆さま、体調管理にはどうぞお気を付けてお過ごしください。
そんな寒いと感じる時や冷たい水に触れた時などに、
肌が鳥の肌のように「プツプツ」と盛り上がる事がありますよね。
そんなプツプツのヒミツを今日はご紹介したいと思います。
このプツプツは、体温を一定に保つ恒温動物(人間も含む)にとっては
身体の熱を逃さないためにとても重要な役目があります。
プツプツは立毛筋(りつもうきん)が収縮することで生じます。
それによって毛穴が盛り上がり、毛穴や汗腺を縮こませます。
こうして毛穴が縮むことにより、通常は肌に沿うようにして
生えている体毛を立たせています。
この体毛を逆立てることによって、毛と毛の間に空気の層ができます。
そうするとセーターなどの保温機能がある衣類を着た時のように、
その層が暖まって体温が保てる…というわけです。
ですので冷たい空気や水に触れた時
『毛を逆立てて熱を奪われないようにする』
というのは、哺乳動物特有の反射ということです。
ですが、人間の体毛は細くて少ないため体毛を逆立てても
あまり保温には役立っていません。
体毛が少ない分、毛が立っているというよりただ
毛穴が盛り上がっているようにしか見えないのです。
その点、ネコ・イヌ・鳥は体毛が全身にびっしり生えているため、
寒い時などに毛や羽を逆立てると保温効果は大きくなります。
ちなみにいくら寒くても、顔には鳥肌が立ちにくくなっています。
これは手や足に比べて立毛筋が発達していないからです。
プツプツのヒミツ、いかがでしたか?
人間はネコやイヌたちのように全身を覆う毛はありませんが、
鳥肌が立ったときは 「体温を保とう」 とする身体の反応なので
プツプツが出た時は身体を温かくする工夫をしましょう。