皆さまこんばんは。
今回もご覧いただきありがとうございます。
東近江市佐野町の 整体院 月の虹 です。
今日、出張整体先で患者さまが
「花粉のせいなのか最近、頭がぼーっとして…」
という事を仰ったのですが、今、まさに春の季節や
花粉が飛散する時期になると、頭痛が起こる頻度が高まる傾向があります。
これは気温が暖かくなる事で体温が上がったり
花粉症の鼻づまりなどによるのもありますが、
冬の間に滞っていた 気(き)=人が持っている生命エネルギー
が活発化して、肩や頭部に向かって上昇するからだと東洋医学では考えます。
そして、春に起こりやすい頭痛のタイプは『片頭痛』に分類され、
その原因が気温やアレルギー反応などで血管が拡張することで起こります。
頭痛は原因によっておよそ大きく3種類あると言われていて、
タイプ別に対策が異なってくるので注意が必要になります。
そこで、この時期に起こる頭痛のお悩みについてご紹介していきます。
●片頭痛タイプは痛い方のこめかみを冷やす
片側のこめかみや、目の周りが脈打つようにズキンズキンと痛む頭痛は
片頭痛の可能性が高く、光・音・臭いに敏感になり、吐き気を伴うといった症状が特徴です。
主な原因は、血管が急激に拡張して起こると言われています。
そのため、痛む方のこめかみを冷やし、広がった血管を収縮することで
一時的にその痛みが和らぐこともあります。
反対に「この頭痛は肩こりからだろう。」と自己診断をされ
「温めれば良いか」と思い、首元を温めたりされると
頭痛が悪化してしまうので注意しましょう。
●緊張型頭痛タイプは肩や目などコリを温める
次に、頭の両側が「ギューッ」と締めつけられるような
痛みが特徴なのが、緊張型頭痛と呼ばれるものです。
こちらは肩コリや目の疲れなどが原因で起こります。
このタイプは、日頃の疲れ・目の酷使・ストレスなどと、
血行不良が要因のひとつとされているため血流が悪いところや
コリの部分をほぐしたり、温めたりする必要があります。
ホットタオルを目の上に乗せたり、ゆっくりお風呂に浸かったりして
じんわり温めるのが効果的です。
●突発的な激痛『群発頭痛』の場合は、落ち着いたタイミングで病院へ
最後にもうひとつ、ある期間に集中して起きる『群発頭痛』というものがあります。
発作の起きる期間は1ヶ月弱~数ヶ月で、睡眠中でも痛みが起こる事があったりと
特定の時間に突然発症することが多いようです。
別名、『自殺頭痛』といわれるほど
「両目の奥がガンッとえぐられるように痛む」
などの耐えがたい激しい痛みが数時間続くそうです。
もしこのような頭痛があった場合は、治まった
タイミングですぐに病院に行くことをおすすめします。
なお、群発頭痛が起きているときは、飲酒は厳禁です。
アルコールは血管の拡張に大きく影響するので、摂取量には十分注意してください。
上記のセルフケアで緩和されるとよいのですが、
いずれのタイプも自己診断だけでは難しい部分があります。
痛みが続く・悪化した場合は、落ち着いたら一度
医療機関へ足を運ぶことをおすすめします。