皆さまこんばんは。
今回もご覧いただきありがとうございます。
東近江市佐野町の整体院 月の虹です。
時々「ツボと急所て同じなの?」と聞かれます。
まず、ツボとは東洋医学でいう
『経穴(けいけつ)』のことで
その数はおよそ360のツボがあるといわれています。
このツボは体内を気(き:エネルギーの事)がめぐる道筋の
『経絡(けいらく)』に沿って配列されていて
身体のどこかに何かしらの不調が起こると
『気・血(き・けつ)』の流れに異常が生じ
そこに関係する経絡に痛みやシビレ・コリなどの
変調が現れるのですが、その中でも特に
強い反応が出るところが「ツボ」です。
そこで東洋医学では、鍼灸や指圧などでツボを
刺激することでそれらの変調を調節していきます。
このように、疲労感の解消や病気の改善などには
大変役に立つツボですが、それは言い換えれば
その部位が『急所』だということに他ならないのです。
よく武術や格闘技などで相手にダメージを与える
一撃必殺のポイントを急所と呼びますが
そうした急所の多くはツボと一致します。
この急所をねらって攻撃することで相手を
即倒させたり動きを封じたりすることができます。
そういえば、ツボという言葉を用いた表現に
「ツボを押さえる」や「思うツボ」や「ツボに入る」
などがありますが、これらはどれも
「大切なところ=急所、要点」などの
意味で使われていますよね。
という事で、おおまかですがツボと急所は一緒と捉えられます。
また、カイロプラクティックでは多少の違いはありますが
ツボの位置を『トリガーポイント』として表す事もあります。
ちなみにツボの語源としては、急所を押すと
窪む部分が多いことから、隠し場所としての壺をかけて
ツボと呼び始めたのではないかと言われています。
皆さんも、大切なところ=急所・要点を刺激して
身体の通り道の流れを良くしていきましょう~