大切なところ=急所・要点

2024.02.29

皆さまこんばんは。

今回もご覧いただきありがとうございます。

東近江市佐野町の整体院 月の虹です。

時々「ツボと急所て同じなの?」と聞かれます。

まず、ツボとは東洋医学でいう

『経穴(けいけつ)』のことで

その数はおよそ360のツボがあるといわれています。

このツボは体内を気(き:エネルギーの事)がめぐる道筋の

『経絡(けいらく)』に沿って配列されていて

身体のどこかに何かしらの不調が起こると

『気・血(き・けつ)』の流れに異常が生じ

そこに関係する経絡に痛みやシビレ・コリなどの

変調が現れるのですが、その中でも特に

強い反応が出るところが「ツボ」です。

そこで東洋医学では、鍼灸や指圧などでツボを

刺激することでそれらの変調を調節していきます。

このように、疲労感の解消や病気の改善などには

大変役に立つツボですが、それは言い換えれば

その部位が『急所』だということに他ならないのです。

よく武術や格闘技などで相手にダメージを与える

一撃必殺のポイントを急所と呼びますが

そうした急所の多くはツボと一致します。

この急所をねらって攻撃することで相手を

即倒させたり動きを封じたりすることができます。

そういえば、ツボという言葉を用いた表現に

「ツボを押さえる」や「思うツボ」や「ツボに入る」

などがありますが、これらはどれも

「大切なところ=急所、要点」などの

意味で使われていますよね。

という事で、おおまかですがツボと急所は一緒と捉えられます。

また、カイロプラクティックでは多少の違いはありますが

ツボの位置を『トリガーポイント』として表す事もあります。

ちなみにツボの語源としては、急所を押すと

窪む部分が多いことから、隠し場所としての壺をかけて

ツボと呼び始めたのではないかと言われています。

皆さんも、大切なところ=急所・要点を刺激して

身体の通り道の流れを良くしていきましょう~

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